特定非営利活動法人 生物多様性を守る会
Kobe Alien Species Lab.
ごあいさつ
皆さん、こんにちは。特定非営利活動法人 生物多様性を守る会の理事長、大鹿達弥です。
ここ近年「生物多様性」という言葉をよく見たり聞いたりします。書いて字の如く、あらゆる生物に関する多様性を示す概念の言葉なんですが、人それぞれによって様々な捉え方、関わり合い方があると思います。ある人は自分の身の回りにいる小さな生物の話、またある人は地球全体の生物のことが気になって仕方ない、またまたある人は「生物多様性って言葉は聞いたことあるけど、何か私に関係してくるのかな?」などなど。個々の人間が、色々な考えを持っていて当然ですし、これら全て含めての「生物多様性」だと思います。
少し私自身の事に触れますが、これまで仕事として生物と関わってきました。勿論、生物が好きだからその仕事に就いたのですが、運よく水族館という業種に携わってきました。ただ、ずっーと海の生物を専門としてやって来ました。しかし、水族館と仕事から離れ、ふと「生物」を見直した時、内水面の世界では「外来生物」という言葉がそこら中に蔓延ってました(勿論、海の世界でも外来生物という概念はありましたし、内水面の外来生物も知ってましたが本格的に携わって来ませんでした)。私自身はやはり外来生物に対して生物多様性として考えた場合、強い嫌悪感がありましたし、生物と携わってきた者としてはどうにかしたいと使命感が沸いてきました。
そんな折、私自身が生活の拠点を置いている神戸の地で、とあることが起きます。といっても、いつもの通り仲間内でワイワイガヤガヤやっていたのですが、その席で「生物多様性を守るため、外来生物に対して皆で何か抵抗できることが出来ないかな?」と話しました。誰でも言いそうな普通の話です。その仲間は、普段全然生物と関係の無い仕事をしている連中なので、サラッと流れる話かと思いきや、皆が「確かに!」と考え始めた訳です。IT会社を経営してる社長(でも大学で魚の研究してた)、ものづくりの会社を経営しつつ自身で色んなことやってる人(でも、最近生物好きが高じて自分の会社に魚関連部門を作ってしまった)、イベント会社をやってる人(でも、息子が水族館に就職した)などなどで、「よし、何か動いてみようぜ!」の一心で、あれよあれよとこのNPO法人が出来上がりました。そこから、かつて一緒に働いた生物研究者や仕事でちょっと生物に携わっている者、生物関連の専門学校の先生や生物好きなそこら辺のおっちゃんまで、幅広い人材で構成されています。これまで、生物多様性を考える行動を起こすとなれば、生物研究者関連の人間で構成され、一般の方々は参画しにくかった側面がありました。ただ、このNPO法人を立ち上げて、これまで生物に携わって来ていない人たちと行動していくのは新鮮ですし、様々な方面の知識を持ち合わせているので、全く新しい展開が広がっていっています。
このNPO法人は、まだ始まったばかりのNPO法人です。「生物多様性」という言葉に対してちょっとでも興味があれば、どなたでもウェルカムです。是非、私たちと一緒に活動してみませんか?皆さんのご連絡をお待ち申し上げます。
2022年7月
特定非営利活動法人 生物多様性を守る会
理事長 大鹿達弥
ことマーマン大鹿
お知らせ
外来生物展示センターリニューアルオープン
第9回淡水ガメ情報交換会
特定非営利活動法人生物多様性を守る会
住所:〒650-0011 神戸市中央区下山手通2丁目13-22 アップタウンコート3階
理事長:大鹿達弥
連絡先:info-support@kas-lab.org